『新聞読んで語ろう会』例会報告

4月18日(水)18:30から行いました、例会の活動報告です。
持ち込み記事は5件でした。

1. 検定通った英語教科書 批判受け訂正申請
   豆腐よう「放射性廃棄物の味」?   (2018年3月30日朝日新聞)

検定意見がつかずに教科書検定を通った高校の英語教科書の内容に、沖縄伝統料理「豆腐よう」の味が放射性廃棄物の味に例えられていたことを題材にした記事。

沖縄からの批判を受け、発行元が訂正申請したという事ですが、日本の伝統的な料理や食材に例えられた話だったなら、それでも検定意見はつかなかったのだろうかと、ふと思うところです。

「核廃棄物の味、匂い」からの連想で、昨年報道された「NNNドキュメント」の内容、《福島第一原発の事故。汚染されたのは東日本の陸上だけではなかった。実は、放射性物質の約8割は太平洋上に流れ込んでいたという。そして東北沖で”トモダチ作戦”として支援活動していたのが米空母ロナルドレーガン。当時、艦内では放射能アラームが鳴り響いていた。乗組員の兵士らは今、続々と放射能による健康被害を訴え死者は9人に。そして米兵ら400人以上が東電などを訴えている。空母で一体何があったのか?》が紹介されました。
この乗組員の証言から、3.11で原発建屋が爆発した時に発生した放射性物質の匂いだろうとして、金属の匂いとか味という表現が多かったようです。

2. 入管収容者がハンスト 茨城、40人以上 長期拘束に抗議(4月17日道新)

牛久(うしく)市にある入国管理センター収容施設で、収容者がハンガーストライキをしているという記事。

当収容施設で4月13日に、その前日に難民申請が不許可になったインド人が自殺したことがきっかけで、多くの収容者が抗議のためのハンガーストライキを始めたのですが、日本人の人権感覚の貧弱さが、国際社会に疑念を持たれているという話で、皆で問題の大きさに嘆いていました。

後日分かった事ですが、こうした入国管理局の収容施設の建物自体がほとんど刑務所のようである事、また入管職員の中には「外国人をいじめるのは楽しいんだ」などと収容者に向かって言い放つ者もいる(ジャーナリストの安田浩一氏の取材による)など、在留資格のない外国人に対する非人道的というか、人権無視の姿勢が強いという事は大きな問題だと感じます。

3.1こども食堂 全国2286か所に急増 貧困対策、交流の場
  2こども食堂 「ここに来れば何とかなる」(いずれも4月3日毎日新聞デジタル毎日の記事より)

湯浅誠氏などが行っている団体「こども食堂安心・安全向上プロジェクト」が全国調査をして「こども食堂」の数を発表した記事と、実際にどのような事が行われているのかを取材した2つの記事。

こどもの貧困率が先進国の中でも高いと言われる日本で、その対策となると思われる「こども食堂」が急増している事について、こうした取り組みが貧困そのものに多少なりとも対応できる可能性と同時に、地域の新たなコミュニケーションの場としての役割も担える、良い企画だと感じる一方で、そもそも貧困家庭が増える現状や、子供ばかりではなく個食という生活リズムに追いやられる人がどんどん増えてゆく現状を変える必要があるという両面の意見が出ました。

4.SNSで「フェイク世論」を生み出す人工知能
  多数派の声に異を唱えることは、集団生活が刷り込まれた人間の脳には難しい
(3月22日 WEBRONZA)

AIとSNSを利用して生み出される「フェイク世論」についての記事。

トランプ大統領のツイッターにロシアのボットが大量のリツイートをしていたという事とか、生身の人間が生身の顔を突き合わせたコミュニケーションをするという事、それがなんだかとっても煩わしいと感じさせるかのようにSNSがどんどん発達して来たけれど、気が付くとSNSでお付き合いしていた相手が実は人工頭脳(AI)が仕組んだ『ボット』だったり、有能な記者の記事だと思って愛読していた記事がAIボットによって書かれているなど、そうした事によってフェイク世論がどんどん形成されてゆく事にどうやって対応して行けるのか、空恐ろしい世の中になって来ました。

以上、いろいろと語り合いました。

次回は、5月2日、18:30より約2時間の語り合い
いつものエルプラザの2階会議コーナーにお集まりください。

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