『新聞読んで語ろう会』活動報告、12月13日例会

皆さま、日々の活動お疲れさまです。『新聞読んで語ろう会』の安井です。

長文となってしまいますが、『新聞読んで語ろう会』12月13日の例会報告です。

参加人数9名で、いつものようにエルプラザの2階会議コーナーにて行いました。

語り合いの題材は、持越し記事3件のうち、1件は提出された方が今回欠席でしたので2件と、今回の持ち込み記事6件。そのほかに前回持越しの2記事の補足としての資料2件が提出されました。

1.『君たちはどう生きるか』で考えた波平さんと私(WEBRONZA12月1日矢部万紀子)

これは、前回の例会の中で、持ち込み記事とは別に余談として話題に上がった吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』を扱った記事で、前回の語り合いの補足資料として皆さんに配られました。
この記事については、今回は語り合いませんでしたが、1937年の原作発行から多くの人々に読まれ、今も新装版が売れていて、更にそれが『マンガ版』(羽賀翔一)ともなっていて、これもまた売れているという事で話題になりました。

2.「実力が衰えた日本企業が好調を維持しているカラクリ」(前回持越し記事。週プレNEWS11月18日)

元経産省の官僚、古賀茂明さんの記事。
一人当たりの名目GDPが昨年度22位まで下落し、不祥事も目立ち質の低下も表面化して来ている日本企業が、それにもかかわらず好調さを維持しているのはなぜなのか?
そこには低労働賃金、特に若者の低賃金によって企業が利益を生み出しているという構図がある。
アベノミクスのもと、労働者の実質賃金はむしろ低下してきているのに、若い世代が安倍政権に高い支持を与えている、という内容。

3.「実収入と非消費支出・可処分所得の推移
これは今回の持ち込み資料、(~2016年)」のグラフ

2の記事で紹介された実質賃金の低下が裏付られるグラフで、非消費支出の割合が年々増加し、それに伴って可処分所得が毎年のように減っているのが見て取れる。

4.日本の捜査当局に関し、自由権規約委員会による日本審査:代用監獄制度(持越し記事、アムネスティ日本のホームページでの解説文)

2008年に引き続き、2014年にも自由権既約委員会から勧告を受けた日本の代用監獄制度に対する、深刻な人権侵害の疑念が説明されています。
沖縄の、山城博治氏の長期拘留もありました。
また現在進行中なのが、有罪判決もないままで(首相は「詐欺をする悪い人に妻も騙されてしまった」と司法判断も待たずに有罪判断をしてましたが・・)、逃亡の恐れもなく証拠隠滅もなされる心配のない森友学園問題の籠池夫妻の長期間にわたる逮捕拘束、これらの事象が日本では当たり前のように行われているけれど、世界の基準ではとんでもない人権侵害の懸念が持たれている、という事をもっと知ろうという事です。

5.世界人権宣言(全文)1948年12月10日、国連総会で採択

毎年、12月は世界人権月間という事と、前記事4.の補足資料として今回出されたものです。
70年近くも前に国連で採択されている人権宣言の文章を見ると、日本人の人権意識の低さ、人権教育の不備などを感じないではいられませ。
無罪推定の被疑者を長期拘束するのは、人権宣言で禁止されている拷問にも等しいのではないでしょうか?

6.「あきらめるな 光に向かってはって行け」サーロー節子さん講演(全文)
7.「核兵器の廃絶 私たちの手中に」ICAN・フィン事務局長講演(要旨)

以上の2記事は12月12日朝日新聞の同じページに載っているノーベリ平和賞受賞講演関連の記事。

提出者から要点となる文言を朗読して頂き、改めてサーローさんの感動的で意味深い講演を味わいました。

核兵器は(抑止力という点で)必要悪という人もいるが、これは絶対悪なのだ。
核兵器を開発し保有している(しようとする)のは、国家が闇の淵へと堕落する事。核兵器禁止条約こそが光。
その光に向かってはって行けというメッセージをもらいました。

8.「知る権利満たす」意義重視(12月7日道新朝刊 問われる公共放送の姿)

NHKの受信料徴収が合憲であるという最高裁の判断についての解説記事。
NHKは本当に国民の知る権利を満たすというスタンスを取れているのか、国家権力の言いなりの放送になっているのではないかという疑問の意見がやはり多く出され、受信料不払いという手法でNHKに対する異議表明がしにくくなった判決でもあり、司法に対しても権力迎合があるのではないかという疑問まで出されました。

テレビ報道を取り巻く現代の状況は、受信料制度自体が50年も前のもので、テレビを買えばNHKを見るという当時から、今は大きく変わっている事が司法の中で認識出来ていないのではないか、WOWOWやCS放送は有料契約放送、受信料を払った人だけがNHKを見られるようにする事は可能なはずだという意見もありました。

9.巡航ミサイル導入へ 専守防衛逸脱も(12月9日道新)
10.「同盟」のその先を考える(12月3日道新、異聞風聞)

以上二つの記事は、トランプ大統領との共同会見での安倍氏の発言から、国の主権を放棄するような日本の姿を懸念し、なお従来の専守防衛の堅持も危ぶまれる米国からの長距離巡航ミサイルの購入計画などについての異常な軍事計画に関しての記事が、同時に提出されました。

日本はいったいどこへ向かっているのか?
口先では日本の未来を大きく見据えたような口ぶりの裏で、個人的スキャンダル(モリ加計問題)を隠すため、などというとっても姑息な思惑ではない事を祈るばかりです。

今回欠席された方の前回からの持越し「戦闘員獲得へ 欧州でテロ」(朝日)が保留となっています。

以上長くなりましたが、活動報告でした。

次回にあたる、12月27日(水)をどうするかで話し合いましたが、粛々と例会を開くことにしました。
エルプラザの2階会議コーナーで、18:30~ 約2時間

次回は、今年最後の例会です。
年の瀬ですので無理なくご参加ください。
テーマは自由、「今年の締め」でも、「次年へ向けて」でも、記事でも本でも脱線トークでも、何でもアリのフリーの「語ろう会」です。

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