『新聞読んで語ろう会』2月7日例会報告

『新聞読んで語ろう会』の安井です。
7日の例会の報告です。申し訳ありませんが、また長文になります。

7名参加で、18:30~21:00、エルプラザの2階会議コーナーにて行いました。

1.「笑ってはいけない」浜田の黒塗りメイクが物議(1月3日HUFFPOST  NEWS)前々回からの持ち越し記事

年末の人気年越しお笑い番組で、ダウンタウンの浜田雅功が黒塗りメイク(ブラックフェイス)で登場したことに対しての、問題提起した記事。

日本のお笑い番組は、ただ笑いが取れるのであれば、何でもやっていいという傾向が強くなっているのではないか?という意見が出ました。
歴史的に白人社会で行われていたブラックフェイスという表現の中で、差別や侮蔑があると判断し、もうずっと以前から世界中でやめようという合意が形成されて来た中で、無頓着にこうした表現を日本のメジャーメディアが行ってしまうというお粗末な話。
年明け早々にこの番組が世界中で批判にさらされたにもかかわらず、実は驚くべき事にその後この番組の再放送までやっていたという事に、嘆かわしい気持ちでいっぱいになりました。
日本の人権意識の低さ、無知さ加減が世界中でも有名になりつつあるという、不名誉な話でした。

2.本当の「人生100年時代」(1月21日北海道新聞・異聞風聞)前回からの持ち越し記事。

「いま10歳の子どもの半数は107歳まで、3歳の半数は109歳まで生きると予想されている」という書き出しで、「人生100年」というものを多角的に考察した記事。

医学の発達や、食糧事情が良くなればそういう時代になるのかも知れないという一方で、育ち盛りに大気汚染等の公害にさらされたのに加えて、インスタント食品が増え始め、奇妙な食品添加物も増え、そういうものの目新しさに喜んでおかしな食べ物を食べていた世代は長生き出来ないだろうという話がでました。
実際に『癌』患者はなかなか減りそうもないですし、更に地球全体が徐々に『核に汚染されて来た』その影響だって出てくるのだろうという話も出ました。
そこで、映画「OPEN SESAME 開けゴマ 種の話」の紹介があり、種子法をなくしてしまう日本の行く末、遺伝子組み換えの農作物がますます増えてくるであろう影響も案じられました。

それでも、実際に100歳まで生きられるという肉体的な可能性よりも、「生きていて嬉しい人生」という視点でものを考えたいというのが大方の皆さんの希望でした。

3.天草四郎はいなかった 歴史の情報実態化は、今も進行している(1月12日WEBRONZA)前回からの持ち越し記事

最近の研究で分かって来た事に「どうやら天草四郎という人物はいなかったようだ」という事を解明しながら、存在しないモノが実世界で威力を発揮する『情報実態化』というものが、実は歴史の中で威力を示しているという内容の記事。

ここで、では歴史とは何なのか?という大きなテーマで語り合いました。
同じ事象でも、伝える人の視点によって違う歴史が伝わるのではないか。
歴史は真実の積み重ねが必要だと思うという一方で、その真実とは、それを見た人によって違う見え方になるとすれば、真実は一つではないという事になるなど、いろいろな意見が出ました。

戦後のドイツの教育現場では「民主主義によってヒットラー政権が生まれてしまった。民主主義だから良いとは限らないのだから、子供のころから自分で考える事が出来る、自分で物事を判断出来る教育をしなければならない」というような事を聞きます。
現在のドイツの在り方がうかがえる歴史観というものを感じます。

次の時代に何を見出したいのかという土台になるものの一つに歴史解釈があるのでしょう。
自分が、あるいは自分たちが描く次の時代の在りように都合の良い歴史が選択される中で、歴史の情報実態化も進行する。無いモノもあったように、有ったモノも無かったように歴史を解釈して、自分の目指すものを正当化する材料とする様子は、確かに現在進行形のように感じます。

史修正が、実にあいまいな根拠で出来てしまうという事を念頭に置かなければなりません。
歴史を見、歴史から何を学ぶのかというのはとても難しい事だと思いました。

4.名護市長選「市民の選択の結果」稲嶺さん、声絞り出す(2月5日琉球新報)
5.「辺野古反対」苦境に(2月6日朝日新聞)

以上2記事は先日行われた名護市長選に関する記事。

琉球新報の記事では、辺野古の工事強硬着工などで、住民に「どうせ反対しても工事は止められない」というあきらめムードを植え付け、反対住民を分断するという政府側の戦術、新人候補者は辺野古基地移設問題を一切争点にあげないという戦術が功をそうした事などが解説されている一方、基地問題について一切言及しなかった新市長渡具知氏の「国にべったりとはいかない。一定の距離感を置いて基地問題と向き合う」という言葉と、選挙に伴う世論調査で、移設反対の民意は66%あるという結果をもとに、沖縄として移設反対の民意はまだまだ続く事を述べています。

他方、国内メジャー朝日新聞の記事には、「移設容認の渡具知氏」が選出されたという決めつけがある事や、オール沖縄は弱体化しているようなイメージなど、沖縄の民意が変わりつつあるかのような扱いの記事構成となっています。
また選挙結果の要因分析として公明党の支持動向が、前回とは大きく変化したこと。公明党の動員戦略について詳しく書かれています。

メジャー紙が地元紙と比べて、こうした沖縄の基地反対派にとってはネガティブなイメージの解説をする理由は何なのだろうと考えます。
一つはオール沖縄の危機的な状況を全国に知らしめ、もっと頑張ろう、応援しようというメッセージなのか。
あるいは逆に、全国から応援を受けて来た「オール沖縄」も、もうそろそろダメになるから皆さん諦めた方が良いですよ、というメッセージとも読み取れないか?

選挙結果は必ずどちらかの勝利になるのだからその結果はどうする事も出来ないのだけれど、選挙結果が単純に「民意の現れ」というだけでは済まされない問題が含まれています。
特に沖縄県民にとってはと考えると、沖縄の長い歴史が沖縄県民の心にどんな気持ちを抱かせているのかは、簡単には分からない事でしょう。

前の題材でも取り上げた「歴史の解釈」が大事な問題です。
何故、沖縄にこれだけの米軍基地負担を強いているのか?

この問題の続きになりそうな今回持ち込みの記事
・イタリアでは、米軍基地の管理権はイタリアにある(1月30日WEBRONZA)

この記事は、残念ながら時間切れで次回持越しですが、日米地位協定の問題や日米合同委員会について書かれていて、沖縄の歴史について考える事が出来ると思います。

そのほか2件、前回、前々回からの持ち越し記事があります。
・仮想通貨の課税ルール後手 (1月1日朝日新聞)
・安倍首相に逆らった森友・籠池氏は6カ月間拘留、不正払い下げの財務省職員は栄転(1月20日Business Journal)

次回例会は、2月21日(水)18:30~ 約2時間の語り合い。
いつもと同じ、エルプラザの2階会議コーナーです

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