9月26日(月)「TPPと食の安全」第1回学習会の報告。

講師:富塚とも子さん(「さっぽろ食まちネット」、「さっぽろ市民放射能測定所はかーる・さっぽろ」代表)

「食の問題」に長年向き合っていらっしゃる富塚さんのお話しは説得力があり、どれもとても興味深いものでした。

まず当日資料の表紙、GM(遺伝子組換え)コーンが原因と考えられる大きな腫瘍(身体の半分以上)を持ったラットたちの写真に衝撃を受けました。(フランス・カーン大学 セラリーニ博士のモンサント社除草剤耐性トウモロコシを使った2年間の長期動物実験。2012年9月発表。)

健康被害はGMコーンの摂取量に比例せず、少量でも大量摂取より大きな健康被害が発生する可能性があるとの驚くべき結果でした。(しきい値は大変低いと考えられる)

遺伝子のメカニズムは解明されていないことも多く、食品として摂取することは危険で、未知のタンパク質が考えられなかったような悪影響や毒性を持っていたり、新たなアレルギーを人体に引き起こす可能性が懸念されるということです。

1996年アメリカやカナダで初めて大量のGMナタネと大豆が栽培されて以降、GMO(遺伝子組換え作物・生物)による健康被害や自然生態系への被害が世界各地から報告されています。

一方、すでに日本人は世界で最も大量に遺伝子組み換え食品を食べているそうです。(2位は韓国)

日本では商業栽培は行われていないものの、食品として輸入を認可されている食品・添加物はなんと300種類以上もあり、スーパーで売られている加工品のおよそ8割にGMO(遺伝子組み換え作物・生物)が使われているとの衝撃の内容でした。日本の遺伝子組み換え表示制度では加工品は主な原材料についてのみの表示でよく、ほとんどの食品が表示を免除されているとのこと。

表示免除のGM食品として
大豆(醤油、大豆油)、トウモロコシ(コーン油、コーンフレーク、水飴、ジャムなどの水飴使用食品、液糖、ジュースやシロップなど液糖使用食品等)、ナタネ(ナタネ油)、綿実(綿実油)、ジャガイモ(マッシポテト、ジャガイモ澱粉、冷凍食品、缶詰、レトルト等のジャガイモ加工食品等)

とすごいことになっています。ほんとにほとんどの食品です。

学習会参加者は「まさかここまでとは」と想像を超えた現状に衝撃を受けていました。
生まれた時からGM食品を食べて育っている子供たちの健康が本当に心配とおっしゃいます。

TPP協定には「GM農産物の貿易を促進する」と明記されています。

健康を害する危険性についての科学的な証明や証拠の提出がなければGM食品の輸入を禁止できない決りです。

表示に関しても同様で、明確な根拠がなければ表示を認められません。また、GM食品表示が企業の利益を損なう非関税障壁としてISDS(投資家・国家紛争解決)条項により日本政府を訴えることが可能です。

いまでさえこんな状態なのにTPPが批准されたら、新たなGMOはどんどん入ってくる、選ぶよすがとする表示もない・・いったい私達は何を食べたらいいのでしょう? と参加者の声。TPPで誰が得をするのか?誰のための協定か?世界一のGM食品消費国の日本がさらに食の安全をないがしろにしてまで批准する意味はどこに?

オバマ大統領の大支援者がモンサント社だそうです。

TPPの本質は利潤を求める資本と企業の飽くなき欲望を邪魔するものを全て排除する試みであり、方法は関税の撤廃、あらゆる商取引を妨げる非関税障壁の撤廃。TPPとは「一握りの大儲けでき人のための制度」と富塚さんは断言されました。

まわりの人に伝えよう。「一握りの人」を明かにしよう。と会場から声があがりました。

世界中でのGMO反対運動の高まり、アメリカでの表示運動のこと等他にも興味深いお話しが沢山ありました。全てを伝えられずもどかしく思いますが、学習会を通じ「食の安全」をおびやかすTPPには断固反対の声をあげなければと決意したところでした。

長文をお読みいただきありがとうございます。

次に続く「農業問題」、「医療と保険問題」の学習会もご期待ください。
TPP学習会第2弾 (TPP検討チーム主催)
どうなる日本の農業10月13日(木)18;30~
エルプラザ 3階 工芸室
講師 中原 准一さん(酪農学園大学名誉教授)
 食料安全保養の視点からTPPの問題点を解き明かす。いったい誰のためのTPPか?
 TPPの本質について講演をいただきます。
                   ※資料代として参加費300円お願い致します。

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